
からあげやエビフライ、コロッケ…。食卓に揚げ物があるだけで、なんだか特別な日のような気がして、家族からも「やったー!」なんて歓声が聞こえてきそうですよね。
でも、そのご馳走の裏側には、作る人の「ちょっとした戦い」が隠れています。揚げている最中のもうもうとした匂いで気分が悪くなってしまったり、食べた後に「ちょっと食べ過ぎちゃったかな…」なんて胃が重たくなったり。美味しさと引き換えに、ちょっぴり憂鬱な気分になってしまうこと、ありませんか?
もし、そのお悩みが「油」を変えるだけで解決するかもしれない、と言われたらどうしますか?今回は、揚げ物のハードルをぐっと下げて、もっと気軽に「おいしい!」を楽しめるようになる魔法のような油、『綿実油(めんじつゆ)』の魅力について、たっぷりお話ししますね。
わかる…!揚げ物の日に感じる、あの“ちょっとした憂鬱”の正体
綿実油の話をする前に、まずは揚げ物にまつわる「あるある」なお悩みについて、もう少しだけお付き合いください。「そうそう!」って頷いちゃう方も多いかもしれません。

01|揚げてる途中で油酔いして、食欲ダウン…
ジュワ〜っと揚がっていく音は心地いいのに、だんだんキッチンに充満する油の匂いで、なんだか気分が…。これが「油酔い」ですよね。揚げ物が終わるころには胸がいっぱいで、せっかくの揚げたてを心から楽しめないことも。ひどいときには頭が痛くなるなんてこともあります。
02|部屋や服に残る“あの匂い”が気になる
揚げ物をした後のキッチンって、独特の匂いがこもりますよね。換気扇をフルパワーで回しても、なかなか消えてくれない手ごわい相手です。カーテンや自分の服にまで匂いがついちゃって、「あ、昨日揚げ物したな」って次の日まで感じることも。この匂いが気になって、揚げ物をするのをためらってしまうこと、ありますよね。

03|美味しかったはずなのに…後からくる胃の重さ
揚げたてはサクサクで、あんなに美味しかったのに、食後しばらくするとずっしりとした重さが…。いわゆる「胃もたれ」や「胸やけ」という感覚です。年齢を重ねるごとに、この食後の重さがつらくなってきた…と感じる方も少なくないのではないでしょうか。「美味しいけど、後がなぁ…」と、食べるのを少し我慢してしまうなんて、なんだか寂しいですよね。
そのお悩み、話題の『綿実油』が解決してくれるかも?
お待たせしました!ここで登場するのが、わたしたちの救世主になるかもしれない『綿実油(めんじつゆ)』です。
「めんじつゆ…?」と、はじめて聞いた方もいるかもしれませんね。
実はこの綿実油、昔から日本で使われてきた歴史ある油で、料亭の天ぷらや高級なツナ缶など、“ちょっと良いもの”に使われることが多い、知る人ぞ知るプレミアムな油なんです。
では、なぜこの綿実油が、先ほどの揚げ物の悩みを解決してくれるのでしょうか?その秘密に迫ってみましょう!
POINT1:油酔いしにくいから、調理中も快適!
綿実油のすごいところは、なんといっても加熱に強く、酸化しにくいこと。
油酔いの原因のひとつは、油を加熱したときに発生する匂い成分だといわれています。綿実油は高温でも劣化しにくいため、この嫌な匂いの発生が少ないんです。実際に、「綿実油で揚げ物をすると、調理中の油酔いがしにくい」と感じる方が多いんですよ。これなら、揚げ物をしている時間も快適に過ごせそうですよね。
POINT2:キッチンが油臭くなりにくい!
調理中の匂いが少ないということは、もちろん、お部屋に残る匂いもぐっと抑えられるということ。 「揚げ物をした後の空気が、いつもよりクリーンな感じがする」という声もあるほどです。 これなら、お客さんが来る前の日でも、気兼ねなく揚げ物ができちゃいますね。
POINT3:サラッと軽くて、後味すっきり!
そして一番うれしいのが、食べた後のこと。綿実油で揚げたものは、衣がカラッと揚がり、驚くほど油っぽさが少ないんです。その理由は、油切れの良さにあります。余分な油を吸いにくいので、素材の味をしっかり感じられて、食感もとっても軽やか。
食べた後も胃が重くなりにくく、すっきりしているので、「揚げ物は好きだけど、胃もたれが心配で…」という方には、ぜひ一度試してみてほしいです。
そもそも綿実油って、どんな油なの?
「なんだかすごそうだけど、一体何からできてるの?」
そう思いますよね。綿実油は、その名前のとおり、綿(わた)の種子から搾られる、とても貴重な植物油です。
ふわふわの綿を収穫した後に残る、小さな種。この種ひと粒から取れる油の量は、ほんのわずか。たくさんの手間と時間をかけて、丁寧に搾油・精製されて、わたしたちの食卓に届きます。今では、原料から国内で綿実油を製造しているのは、岡村製油ただ1社だけという、本当に貴重な油なんですよ。

そして、ただ揚げ物が得意なだけじゃないんです。健康に気をつかうわたしたちにとって、うれしい栄養素も含まれています。
- ビタミンEが豊富
抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化を防ぐビタミンEがたくさん含まれています。 - コレステロール0(ゼロ)
悪玉コレステロール(LDL)の増加を抑える働きが期待される「リノール酸」や「オレイン酸」といった不飽和脂肪酸がバランスよく含まれています。
もちろん、どんなに体に良い油でも、カロリーが高いことに変わりはありません。1日に必要な油の量は大さじ3〜5杯ほどが目安といわれていますが、お肉やお魚に含まれる「見えない油」もたくさんあるので、全体のバランスを考えながら取り入れることが大切ですよ。
揚げ物だけじゃない!いつもの料理がランクアップする使い方
「でも、揚げ物のためだけに特別な油を買うのはちょっと…」と思ったあなた、ご安心ください!
綿実油は、揚げ物以外でも大活躍してくれる、まさに万能オイルなんです。
一番の特徴は、味や香りにクセがないこと。
そのため、食材そのものの風味や旨みを邪魔せず、むしろ引き立ててくれる名脇役になってくれます。
- 炒め物:野菜炒めがベチャッとせず、シャキッと仕上がります。
- ドレッシングやマヨネーズ:クセがないので、手作りドレッシングのベースオイルにぴったり。いつものサラダが、まるでお店の味に。
- お菓子作り:バターの代わりに使うと、あっさりヘルシーな焼き菓子が作れます。
和食、洋食、中華…どんなジャンルの料理にもすっと馴染んで、全体の味を上品にまとめてくれますよ。
揚げ物のハードルを下げて、もっと食卓を豊かに

今回は、揚げ物にまつわるお悩みを解決してくれるかもしれない「綿実油」について、ご紹介しました。
- 油酔いやキッチンの匂いを気にせず、快適に調理できる
- カラッと軽く揚がって、食べても胃がもたれにくい
- 揚げ物以外にも使える、クセのない万能オイル
綿実油は、わたしたちが感じていた揚げ物への“ちょっとした憂鬱”を、楽しい時間に変えてくれる、頼もしい存在です。
もちろん、他の油に比べると少しだけ値段は張るかもしれません。でも、調理中のストレスが減って、家族みんなが「おいしいね!」と笑顔で揚げ物を囲む時間が増えるなら、試してみる価値は十分にあると思いませんか?
いつもの油を綿実油に変えるだけ。
その小さな一歩が、これからの料理をもっと楽しく、もっと美味しくしてくれるはずです。
作るあなたの負担も軽くなって、家族の「おかわり!」がもっと聞きたくなる。そんな素敵な体験が、あなたを待っているかもしれませんよ。