
洋風天ぷら⁉︎「フリッター」の正体とは?
フリッターは、一言でいえば「洋風の天ぷら」。
見た目は似ていても、作り方や食感には意外と大きな違いがあるんです。
名前の由来は、ラテン語の「frictura(=揚げ物)」から。ヨーロッパを中心に、古くからいろいろな食材を衣で包んで揚げる料理として親しまれてきました。
サクふわの秘密は“衣”にあり!
天ぷらとフリッターのいちばんの違いは「衣」。その材料や混ぜ方によって、食感が大きく変わってくるんです。
天ぷらの衣

- 小麦粉に卵と冷水を加えた、シンプルな衣
- 混ぜすぎず、さっくり仕上げるのがポイント
- 低温でカラッと揚げることで、軽くて繊細な食感に
油の温度や衣の温度にも繊細に気を配る、日本ならではの技ありの揚げ物
フリッターの衣

- 小麦粉に卵黄、炭酸水やビール、時には牛乳を加えるレシピも
- 泡立てたメレンゲを加えることで、ふわふわの厚みある衣に
- ハーブやスパイスを混ぜて風味付けすることも◎
洋風らしいコクと香り、ボリュームのある仕上がりが魅力
ふわっと軽やか。おうちでフリッターに挑戦!
衣にひと工夫するだけで、いつもの揚げ物が新鮮に感じられるのがフリッターのいいところ。
ここからは、ご家庭でも気軽に楽しめるフリッターのコツをご紹介します。
どれにする?おいしさ広がる具材選び
フリッターは、意外といろんな食材と相性◎!
魚介類:タラ、エビ、ホタテ、イカなど
肉類:鶏むね肉、ささみ、豚ロースなど
フルーツ系:りんご、バナナ、パイナップルなどもおすすめ!
とくにフルーツフリッターは、ほんのり甘い衣との相性が抜群。おやつやおもてなしにもぴったりです。
炭酸?ビール?衣で変わるフワサク食感!

衣の工夫で、食感がぐんと変わります。
メレンゲを加えると空気を含んでふんわり
炭酸水を使うと衣が軽やかに
ビールを加えると香ばしさとサクッと感がUP!
さらに、
・レモンの皮をすりおろして爽やかに
・カレー粉やパプリカでスパイシーに
アレンジ次第で、主菜にもおつまみにも変身します。
油にもひと工夫!綿実油で軽やか仕上げ
せっかく衣が軽やかなら、揚げ油も相性の良いものを選びたいところ。
おすすめは「綿実油(めんじつゆ)」です。
- 香りにクセがなく、素材の風味を活かせる
- 油っぽさが残りにくく、後味さっぱり
- 高温でも安定していて、カラッと揚がる
フリッターのふわっとした衣との相性も抜群で、軽くて胃もたれしにくい仕上がりになりますよ。
天ぷらもいいけど、今日はフリッター気分
サクッと軽やかな天ぷらももちろん美味しいけれど、たまには洋風の“ふわサク食感”を楽しむフリッターもおすすめ。
衣を変えるだけで、いつもの食材がまるで別の料理みたいに仕上がるから、献立に迷ったときのマンネリ解消にもぴったりです。
次のおうちごはんは、気分を変えて「フリッターの日」にしてみてはいかがでしょうか?
