
揚げ物を作った後の油、毎回捨てていませんか?実は、正しく処理すれば、揚げ油は3〜4回まで再利用できます。ちょっとした工夫をするだけで、美味しさを保ちながら節約にもつながり、環境にもやさしい使い方ができます。
今回は、油の酸化を防いで美味しさを長持ちさせる方法や、再利用の目安について詳しくご紹介します。
揚げ油を再利用するメリット
揚げ油は、一度使っただけで捨てるにはもったいないものです。適切に管理すれば、無駄を減らしながら美味しさをキープできます。
再利用のメリット
- 経済的:良質な油ほど高価なので、無駄なく活用できる
- 環境にやさしい:使い捨てを減らし、エコにつながる
- 美味しさを長持ちさせる:油の管理を工夫することで、次の揚げ物も美味しく仕上がる
ただし、使い方を間違えて酸化した油を摂ると、健康へ影響が出ることも。安全に再利用するために、正しい方法を確認しておきましょう。
揚げ油を美味しく再利用する3つのポイント
1. 油は温かいうちに移す
揚げ物をした後、鍋の中に油を放置すると、空気や光によって酸化が進んでしまいます。油が完全に冷める前に、オイルポットや耐熱容器に移し替えましょう。
ポイント
- 密閉できる容器に入れると、酸化を防げる
- 熱いうちに移すのは危険なので、少し冷ましてから

2. 揚げカスをしっかり取り除く

揚げ物をすると、細かい衣や食材のカスが油の中に残ります。これをそのままにしておくと、焦げて嫌なにおいがつき、油の劣化が早まります。
おすすめのカス取り方法
- ザルや茶こしを使ってこす
- コーヒーフィルターを使うと、細かいカスまでしっかり取り除ける
このひと手間で、次に使うときの油のにおいや味の変化を防ぐことができます。
3. 油は涼しく暗い場所で保管する
油は光や熱、空気に触れると劣化しやすくなるため、保管場所にも気を配りましょう。
理想的な保管方法
- 直射日光の当たらない涼しい暗所に置く
- 密閉できるオイルポットを使う
オイルポットを活用すれば、次の揚げ物も美味しく仕上がります。揚げ物に使用した油を炒め物に使用するとエコにもなります。
揚げ油の再利用、どこまでOK?
「何回まで使えるのか?」と気になるところですが、目安としては3〜4回程度が適切です。ただし、揚げ物の頻度や使用状況によって状態は変わるため、油の変化をしっかり確認しましょう。
再利用できるかの判断基準
- 油の色が濃くなり、透明感がなくなってきたら要注意
- いつもと違うにおいがする場合は、酸化が進んでいる可能性がある
- 揚げ物をしたときに泡立ちやすくなったら、劣化のサイン
このような変化が見られたら、新しい油に切り替えるタイミングです。

まとめ|揚げ油を賢く使って、美味しさと節約を両立
揚げ油は、ちょっとした工夫で無駄なく再利用できます。
- 揚げ物の際に温度の上げ過ぎ注意!油の劣化を進めます
- 密閉容器に移して、酸化を防ぐ
- 揚げカスをしっかり取り除き、においや劣化を防ぐ
- 涼しい暗所で適切に保管し、品質を維持する
- 3〜4回を目安に、油の状態を確認しながら使う
これらのポイントを意識すれば、美味しい揚げ物を長く楽しむことができ、家計にもやさしい使い方ができます。次の揚げ物から、ぜひ実践してみてください。