
冷蔵庫に必ず入っている食材の代表、「たまご」。オムレツ、目玉焼き、たまごかけご飯…。シンプルながら、私たちの食卓に欠かせない存在ですよね。
そんな身近なたまご料理ですが、「お弁当に入れた卵焼きが、お昼にはなんだか油臭い…」「スクランブルエッグが、いつもパサパサになっちゃう」なんて、ささやかなお悩みを感じたことはありませんか?
実はそのお悩み、「使う油を綿実油(めんじつゆ)に変える」だけで、解決できるかもしれません。
揚げ物のイメージが強い綿実油ですが、クセがなく素材の味を引き立てるチカラは、繊細なたまごの風味と相性抜群なんです。
今回は、綿実油の良さを実感できる、冷めてもおいしいたまごのおかずを3つご紹介します!
1.お弁当の主役!香りを守る「だし巻き玉子・玉子焼き」
お弁当箱の蓋をあけたとき、ふんわりと香るたまごのやさしい匂いは、幸せなランチタイムの合図ですよね。

【綿実油の使いどころ】
たまごを焼くときの「敷き油」として使います。
【おいしさのヒミツ】
綿実油は、酸化に強く、油そのものにイヤなにおいがありません。そのため、たまごや出汁の繊細な風味をまったく邪魔せず、むしろその豊かな香りをぐっと引き立ててくれます。
そして、一番うれしいのが冷めたとき。時間がたっても油臭さが出にくいので、お昼に食べるときも、まるで作りたてのようなたまご本来のおいしさを味わうことができますよ。
もっとおいしくなるPOINT
たまご液は、一度に流し込まず、2〜3回に分けて菜箸で混ぜながら焼き、巻いていくのがおすすめです。薄い層が重なることで空気が含まれ、冷めても固くならない、ふっくらジューシーな玉子焼きになります。
2.休日の朝に食べたい!とろふわ「スクランブルエッグ」
ホテルの朝食で出てくるような、とろとろでクリーミーなスクランブルエッグ。おうちで作るのは、火加減がなんだか難しいですよね。

【綿実油の使いどころ】
フライパンに、いつもより少し多めに入れてみてください。
【おいしさのヒミツ】
少し多めの綿実油が、たまごを優しくコーティングするように、穏やかに熱を伝えてくれます。これにより、たまごが急激に固まるのを防ぎ、きめ細やかで、とろりとした食感に。油のコクがたまごの風味を豊かにし、パサつきのないリッチな味わいに仕上がります。
失敗しないPOINT
最大のコツは「火加減」と「予熱」。たまごを流し入れたら弱火にし、ヘラで大きく混ぜながら火を通します。「まだ少し早いかな?」くらいの半熟状態で火から下ろし、お皿に盛り付けましょう。フライパンの上に置いたままだと、予熱であっという間に火が通り過ぎてしまいますよ!
3.夏の麺類に!美しく仕上がる「錦糸卵」
冷やし中華やちらし寿司に欠かせない錦糸卵。薄く焼くのが難しかったり、切るときにボロボロになったりしませんか?

【綿実油の使いどころ】
たまごを溶きほぐすときに、たった1滴だけ加えてみてください。
【おいしさのヒミツ】
たった一滴の油が、黄身と白身がなじむのを助けてくれるんです。白身のコシがほどよく切れて混ざりやすくなるので、焼きムラのない、均一で美しい黄色の薄焼き卵が作れます。生地がしっとりとして破れにくくなるので、細く切るときもきれいに仕上がります。
きれいに焼けるPOINT
熱したフライパンにたまご液を流し入れたら、一度濡れ布巾の上でジュッと冷やすのがプロの技。フライパンの温度が均一になり、焦げ付きにくく、きれいな薄焼き卵が作れます。ぜひ試してみてくださいね。
まとめ:いつものたまご料理を、もっとおいしく
いかがでしたか?綿実油は、主役の食材が持つ本来のおいしさを、そっと後ろから支えてくれる名脇役です。
たまご料理だけでなく、いろいろな食材との組み合わせを試してみると、きっと新しい発見があるはず。
「こんなお料理がおいしかったよ!」というレシピがあったら、ぜひ教えてくださいね。みなさんの声も、楽しみにお待ちしています♪



