油の特性を学びながら、石鹸づくりの奥深さを体感

大阪府守口市で天然由来の手作り石鹸教室を開催、そして販売されているOLIVIAさんによる、【綿実油で作る石鹼教室】が開催されました。会場では講師による丁寧な解説のもと、参加者が実際に石鹸づくりに挑戦しており、原料となる油の特徴や製造工程について詳しく学ぶことができました。

まず紹介されたのは、石鹸づくりに使用する油についてです。今回使用されたのは、なたね油・ココナッツオイル・そしてホワイトコットン(綿実油)の3種類。それぞれに異なる役割があり、石鹸の硬さや泡立ち、使い心地に大きく影響するそうです。

特に印象的だったのは、パーム油を使用しない「パームフリー」の石鹸づくりでした。
一般的な石鹸では、硬さを出すためにパーム油やラードが使われることが多いそうですが、今回のレシピではホワイトコットンとココナッツオイルを組み合わせることで、それらを使わずに石鹸を作っていました。
パーム油を使用しないため十分な硬さは出にくい一方で、泡立ちはパーム油やラードを使用した石鹸よりも良いとのことでした。

また、ホワイトコットンはリノール酸を豊富に含んでいることも紹介されました。肌にはうれしい成分ですが、その反面、酸化しやすい性質を持つため、石鹸づくりでは配合や製法に工夫が必要とのことです。
原料の特徴を理解しながらレシピを組み立てることが、高品質な石鹸づくりにつながることを学びました。

この日は香りのないココナッツオイルに加え、「かたしもワイン」の赤ワインを煮切って材料に使用していました。赤ワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用が期待できるほか、石鹸の使い心地も良くなるそうです。
また、パプリカなどポリフェノールを豊富に含む野菜を加えることもあるとのことで、天然素材を活かしたものづくりの面白さを感じました。

一方で、ポリフェノールは苛性ソーダに弱いため、製造中に色が変化してしまうという説明もありました。
見た目の色が変わっても品質には問題がなく、素材の性質によるものだそうです。

さらに、石鹸を長持ちさせるためのポイントについても紹介されました。
特に精油の選び方は重要で、オレンジやレモンなどの柑橘系精油は酸化を促進しやすいため、配合量には注意が必要とのことでした。香りを楽しみながらも品質を維持するためには、適切な量を守ることが大切だそうです。

また、講師からは「石鹸づくりは計量がとても重要です」という説明もあり、わずかな計量の違いが仕上がりを左右することを教えていただきました。

説明の後はいよいよ石鹸づくりが始まりました。
まず、ホワイトコットンの固形部分を軽く温めて溶かし、ほかの油と混ぜ合わせます。その後、参加者はそれぞれ好みの精油を選び、思い思いの香りを加えていました。

最後に苛性ソーダを加え、カスタードクリームほどの硬さになるまで丁寧に混ぜ続けます。適度な粘度になったところで型へ流し込み、約1か月熟成させることで石鹸が完成するそうです。

参加者の皆さんは講師の説明を熱心に聞きながら、一つひとつの工程を丁寧に進めていました。
石鹸づくりは単純な作業ではなく、油の種類や成分、酸化への配慮、精油の選択、そして正確な計量など、さまざまな知識と経験が詰まったものづくりであることを改めて感じました。

石鹸を型に流し込んだ後はホワイトコットン(綿実油)の魅力を実際に味わうため、綿実油で揚げた天ぷらの試食も行われました。
軽やかな揚がりと素材の風味を引き立てるおいしさに、参加者からも好評の声が上がっていました。

その後、油が作られる過程の座学を受け、実際の現場を見学するために工場を回りました。

石鹸づくりだけでなく、食用油としての綿実油の魅力にも触れることができ、油の新たな可能性を感じられる工場見学となりました。

石鹸は製作後1ヶ月で使用可能になるとのことです。

出来上がり前に既存の石鹸をお試しさせていただきました。

アロマのいい香りと優しい泡立ち、すっきりとした使い心地でお肌の汚れもすっきりと落ち、石鹸に触れている時間が長いにもかかわらず肌への影響もありませんでした。※個人的感想です

大阪のアロマクラフト教室・手作り石けん教室
「OLIVIA(オリビア)」
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